「キラ☆キラ」論考全体への反省文by研究員
以前の記事で、キラ☆キラに関する考察文を載せました。
しかし、CARNIVAL等の瀬戸口作品を一つの連作としてとらえると、まだまだ書き損ねている点が数多くあります。
例えば、「キラ☆キラ」論考その②ではサルトルを引用した解釈などがありましたが、瀬戸口作品全体としてみればむしろカミュの思想などをより積極的に取り入れるべきであるようにも思われるのです。
また現存在の解釈についても、数多くの問題が積み上がっております。やはりドイツ系の語彙の使用は難しいですね。(現存在はドイツ語daseinの日本語訳です)
そんなわけで、まだまだ未完成の「キラ☆キラ」論考ですが、今後も地道に研究を進めていきますので、いつか決定稿をお見せ出来たら嬉しいな。