2017-01-01から1年間の記事一覧
ポルノコンテンツは人間本来の性的衝動に根差しながらも、それをある種超克した表現技法を取ることがままある。本論考では射精と電撃の誇張にも思える表現の背後に潜む、人間の原初的な在り方を考察する。 今回考察するのは、主にアダルトゲームやアダルアニ…
純粋客体としての対象はなんらかの神聖な象徴を付与させられることも見受けられる。例えば純粋客体の内もつとも純粋な存在は神であり、神は論理学的規定を超越し、各人が様々な性質や人格を投影する。その際に必ず対象が客観として「対象化」される認識にお…
少女性愛が日本とくに現代ポップカルチャーにおいて広く認知されている要因は何であろうか。少女性愛すなわちЛолита - Lolitaなるものが広く知られた始まりはナボコフの『ロリータ』である。だが、その文学や現代の表象は古来より様々な形で現れた人間心理の…
「何故ヒロインは主人公が好きなんだろう」このような疑問を抱いた事は無いだろうか。 性美学研究会として、この疑問にも真面目に取り組んで行こうと思う。陵辱や痴漢等を題材にしたものでなければ、エロゲはほぼ必ずヒロインとの恋愛関係を持つことになる。…
はじめまして、会長です。会員の力で性美学研究会はここまでこぎつけました。ブログが開設されて間もないですが、私としては、少しづつ美少女ゲームレビュー・考察をしていこうと思います。 そうですね。初回なので、流行に乗ったものから紹介をしていきまし…
これからちょくちょく性美学研究会について紹介したいと思います。 今回はメンバーについて。 性美学研究会の構成員は、実のところ会長と研究員aしかおりません…。 しかし、当の会長はあまりネットに強くないので、もっぱら記事の更新などは私こと研究員が行…
我々、性美学研究会は研究対象となる作品のリクエストを募集しております。 一見なんの思想も含まれていないような作品中にも何かを見出すことをモットーとしておりますので、どんなリクエストであっても引き受けます。 よろしければコメントで教えてくださ…
以前の記事で、キラ☆キラに関する考察文を載せました。 しかし、CARNIVAL等の瀬戸口作品を一つの連作としてとらえると、まだまだ書き損ねている点が数多くあります。 例えば、「キラ☆キラ」論考その②ではサルトルを引用した解釈などがありましたが、瀬戸口作…
美少女ゲーム「キラ☆キラ」についての論文を公開します。こちらは研究員によるものです。 はじめに 本論は性美学研究会が発行する文書であり、しかるべき機会に発表されるであろう論文の未完成稿である。本来語られるべき各ルートへの考察が抜け落ちているばか…
美少女ゲーム「キラ☆キラ」についての論文を公開します 当研究会の会長が執筆した論文を公開いたします。 はじめに 上智大学性美学研究会は、性愛をテーマとした作品を読み解き、議論をかわすのみの研究会ではない。性美学のセイとは単に性愛の性のみの意味…
こんにちは!性美学研究会です! 性美学研究会は、エロゲやポルノ作品に考察を加えることを目的とした団体です。 エロゲのシナリオから読み取れる哲学的思索について議論を展開し、論文を執筆したりもしています。 今後ともご愛顧くださいますようお願い申し…